活動報告

少し遅くなりましたが、新たに被災者支援活動をしたので報告いたします。

私はアパートの空き部屋を、被災者や自主避難者の一時滞在のために提供しています。
放射能の健康被害から少しでも回復する(一時保養の)ための利用、
岡山や近辺に移住するするための現地の下見・移住先探しのための利用などに活用していただいています。

今回、一時保養のために受け入れしたのは、福島県にお住まいのKご夫妻でした。
Kご夫妻は、長年続いている和菓子の老舗のご主人と女将さんで、とても素敵な方でした。
当方が、「余裕があるから支援しているのではない」ということ、
その他の事情についても本当に良くご理解頂きました。

9月の上旬から40日間、滞在いただいている間、お店のことも気になったとは思いますが、
岡山や近県の観光もなさり、気分転換になられたとのこと、良かったと思います。



今回の支援活動から、少しですが家賃を頂くことといたしました。
「完全無料」にしてしまうと、「金持ちだからボランティアしている」と勘違いされて、
下手をすると、「感情のズレ」から「トラブル」にまで発展してしまう危険性があるからです。
また、被災者を受け入れたからといって、
現行の制度では、固定資産税などの税金を減免してくれることもありません。

妻が出産を終えて一段落したこともあり、今後も支援活動は続けるつもりです。
当方がどのような状況・心情で支援をしているのかをきちんとご理解いただける方であれば、
罹災証明等のある・なしを問わず、一時滞在の受け入れをいたします。
詳しくは、子ども未来・愛ネットワークhttp://kodomomirai.org/index.htmlまで。

by kusano-dc | 2012-12-09 17:08 | 震災避難者の支援活動

いざ、震災避難者を受け入れてみて

さて、震災の避難者を受け入れてみたものの、私にできることは限られておりました。
「部屋は無料で使ってもいいけど、電気・ガス・水道代は負担して下さい。」とか、
「部屋を傷つけたり汚したりしないで下さい。もし、修繕が必要になったら実費負担して下さい。」とか、中途半端なボランティアになってしまいました。
そして、「こうして下さい、こういった協力をして下さい。」など、色々とご負担頂くこともありました。
そういった中で、すれ違いやトラブルも出てしまいました。

一般の人から見れば、「歯医者=裕福」、「裕福だからボランティアしているはずなのに、何であれこれ注文を付けられないといけないのだ!こっちは被災者なのに!」という気持にもなったのでしょう。
ある人からは、「歯医者さんにはサラリーマンの苦労など分からないんだよ。」というセリフまで出てきました。
その方の年収がいくらだったのかは知りませんが、サラリーマンであれば、手取りがマイナスになることは有り得ません。
赤字経営でしかも事業のローンを抱えていた(手取りがマイナスであった)私にとっては、サラリーマン一家のそのセリフは、暴言でしかありませんでした、、、。
また、別の人からは、「あなた達に被災者の気持ちなんか分かるものか」という暴言を吐かれたこともありました。


このような出来事の中で、「ああ、歯科医院の評判まで落としてしまったかもしれない」と、私が途方に暮れていたのとは裏腹に、当院の認知度は段々と上がっていったのです。
世の中は何とも不思議なものですね、、、。


それにしても、岡山市の職員の対応は冷たいものでした。
「被災者の支援のために部屋を無償で提供しているので、固定資産税を減免してもらえないか」と打診してみたものの、答えはノーでした。
国家の危機とも言えるような大災害が起ころうとも、ほんのわずかな税収の方が大切なのでしょうか。



さて、先ほど述べたようなトラブルがあり、私も妻もボランティアをする気力がしばらくなえてしまいました。
そして、妻の妊娠やその他のバタバタで、避難者の受け入れはしばらくお休みしていましたが、この程、やっとこさ再開するところまでこぎ着けました。
色々と情報提供して下さったり励まして下さったりした、こども未来・愛ネットワークの役員の皆様に感謝いたします。

by kusano-dc | 2012-07-30 11:15 | 震災避難者の支援活動

震災避難者の受け入れにあたって

右膝の裏がまだ痛いので、ランニングはしばらくお休み中です。

さて、東日本大震災から500日が経ちましたが、未だに福島第一原発では事故後の処理が続いていて、しかも、「作業員の被爆線量をごまかす」というスキャンダルも報道されています。
放射能汚染は、東北や関東などの広い範囲に広がり、放射能に曝されながら暮らしている方も多い、というのが現実です。
このような状況から、原発もなく自然災害も少ない岡山に避難されている方も多いようです。
私は昨年の夏より、とあるきっかけで、東北や関東からの避難者に住居を提供することにし、何組か受け入れてきました。

東日本大震災の映像を始めて見たのはあの日の夕方、仕事を終えてテレビを見た時でした。
私が知る限りでは、これまでで最悪の災害でした。
私には一体何ができるのだろう、、、。

当時の私は、歯科医院を開業してまだ数ヶ月、医院の認知度も低く、赤字経営でした。
しかも、開業時に組んだローンの返済も始まったばかり。
経済的にはもちろん、精神的にも余裕はありませんでした。
こんな大惨事なのに、何もしてあげられない、、、、そんなもどかしい気持ちを抱えて過ごしていました。

ある日、妻から話を持ちかけられたのです。
「岡山に避難したい人がたくさんいるらしい。そういった人たちをアパートに受け入れてみては?」
確かに、私の持っているアパートは1室空いていました。
「一体何言ってんの?うちが今、どういう状況か分かっているの?ボランティアは余裕のある人がすればいいんだよ!」と私は初めは反対しました。

その後も、津波が街を飲み込む映像や、原発が爆発を起こした映像などが、頭の中を何度もよぎりました。
何かしてあげたいけど何もしてあげられない、悶々とする日々の中で、私の考えも変わってきました。
「できることを少しでもいい、やればいいんだ。」
「私はお金はないけどアパートを持っている。それで被災者の役に立とう。」

そして、避難者の受け入れを始めたのです。 (つづく)

by kusano-dc | 2012-07-22 22:30 | 震災避難者の支援活動

東日本大震災の被災者・自主避難者の支援をしています

こんにちは。
今日はあいにくの天気ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、東日本大震災から1年以上が経過しました。
福島第一原発事故により、東北・関東の広大な地域に放射能汚染が広がり、
多くの方が岡山に避難されてきています。
当院は、こういった人たちを支援している団体とも関わりがあります。
おいでんせぇ岡山さんの発行する「おいでんせぇパスポート」を提示いただくと、
当院では歯ブラシなどのグッズを1割引で提供しております。
詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.oidense-okayama.me/support.html


医院としてのサポートの他に、
個人的にも被災者・自主避難者の方の支援を行っております。
またの機会にご紹介できればと思います。

by kusano-dc | 2012-05-25 16:56 | 震災避難者の支援活動